YouTubeやVimeoのような人気動画共有サイト以外、個人のブログやニュースサイトなど、様々なウェブページで魅力的な映像コンテンツを見つけることができます。これらのビデオは埋め込み動画と呼ばれ、視聴者のビジネス情報またはエンターテイメント素材の取得に役立ちます。さらに、もし予め必要な動画をローカルに保存できれば、オフラインで何度でも楽しめることができて、元の動画が削除されても心配しなくて済みます。

ただし、独自のプラットフォーム上に保管される動画なので、埋め込み動画のダウンロードは難易度が上がることがあります。この記事では、パソコンとスマホを分けて、利用可能の方法と注意点について詳しく解説します。具体的な手順やおすすめのツールを分かりやすく紹介するので、ぜひ動作環境に応じてお試しください。

埋め込み動画とは?

埋め込み動画とは、ウェブサイトやブログに外部の動画コンテンツを表示させる技術のことを指します。これにより、ユーザーは当ページで直接その動画を再生することができ、元のホスティングサイトにアクセスする必要がありません。具体的には、YouTubeやVimeo、TikTokなどの動画共有サイトに投稿した動画を埋め込みコードでウェブサイトに追加することと、MP4・WebM・FLVなどの自分のサーバーにアップロードした動画ファイルを直接埋め込むことという2種類があります。

動画共有プラットフォーム上の埋め込み動画をダウンロードするには、公式な手段を利用できる場合が多いです。ただし、サイト自分のサーバーに保管されている埋め込み動画は簡単にアクセスできないので、通常は専門のツールまたは特有の方法でダウンロードしなければなりません。

埋め込み動画をダウンロードする方法-PCのみ

続いては、パソコン使用が前提条件である埋め込み動画をダウンロードする方法をまとめて説明します。スマホと比べて、より多くの選択肢が存在します。

右クリックして埋め込み動画を直接にダウンロード

一部のウェブサイトでは、ユーザーが目的の動画を右クリックすると、動画保存といったオプションが表示され、埋め込まれた動画を直接ダウンロードできます。この機能は、ブラウザが動画のメディアファイルを検出し、ユーザーに保存の選択肢を提供することによって実現されています。これは最も簡単な方法なので、パソコンで埋め込み動画をダウンロードしたい時はまずこれから試してみましょう。

ステップ1、保存したい動画を見つけて、カーソルを再生画面に移動します。

ステップ2、右クリックして、表示されるメニューから「名前を付けて動画を保存…」または「ビデオとして保存」を選択します。

ステップ3、保存先のフォルダを選び、「保存」ボタンを押します。これで埋め込み動画が指定した場所にダウンロードされます。

埋め込み動画 名前を付けて動画を保存

ご注意:

右クリックメニューに動画保存オプションが表示されない場合、その動画は直接ダウンロードできない設定になっています。引き続き読んで他の方法を検討してください。

Chromeの開発者ツールを利用して埋め込み動画をダウンロード

一部のブラウザの開発者ツールでは、ウェブページが行うすべてのリクエストを監視する機能があります。これにより、埋め込まれた動画がどのURLからストリーミングされているかを特定できるため、直接ダウンロードが可能になります。ここでは、Chromeを例にして、URLを取得して埋め込み動画をダウンロードする手順を説明します。

ステップ1、Chromeブラウザを開き、埋め込み動画があるウェブサイトにアクセスしたら、ショートカットキー「F12」を押すか、ページの空白部分で右クリックして「検証」を選択して開発者ツールを開きます。

ステップ2、「ネットワーク」タブをクリックし、その後「メディア」フィルターを適用します。

ステップ3、ページ内で埋め込み動画を再生します。この時点で、ネットワークタブに新しいリクエストが表示されるはずです。出てきなければページを再読み込みしてください。

ステップ4、表示されたリストから動画ファイル(通常は.mp4や.webm形式)を探し、そのリンクを右クリックして「新しいタブで開く」を選択します。

埋め込み動画 新しいタブで開く

ステップ5、新しいタブで動画が再生されたら、右クリックして「名前を付けて動画を保存」を選択するか、表示されているダウンロードボタンを使用して保存します。

Chrome 埋め込み動画 ダウンロード

ご注意:

一部のサイトでは、セキュリティ対策として埋め込み動画のダウンロードが制限されていることがあります。こんな時、動画のURLにアクセスしてもダウンロードや保存オプションが表示されません。

専用ソフトで埋め込み動画をダウンロード(YouTubeを例に)

上記の2つの方法を使っても埋め込み動画が保存できない場合、成功率が高い専門の動画ダウンローダー「MovPilot All-in-One Video Downloader」の利用は試すべきです。このソフトは埋め込まれた動画のURLを特定する機能を持っていて、サーバーからデータを取得できます。さらに、YouTubeやAmazon Prime、Netflix、Disney Plusなど、多くのストリーミングサービスからHLS動画をダウンロードするのも可能です。視聴期間や広告表示など一切の制限はなくて、使いやすく設計されているので初心者でも手軽に使えます。

また、現在はYouTube動画のダウンロードを無料でダウンロードできるため、信頼できる無料動画ダウンロードソフトを探している方は、ぜひ一度お試しください。

「MovPilot All-in-One Video Downloader」の特徴

  • 汎用性が高い:MP4・MKV形式で埋め込み動画をダウンロードし、スマホやタブレットに自由転送
  • 高速ダウンロード:5倍速以上で埋め込み動画を保存でき、複数のビデオの一括処理にも対応
  • 超高品質:1080pの高画質、Dolby Digital 5.1サラウンド、640kbpsの高音質が指定可能
  • 良い利便性:複数のストリーミングサービスに対応し、内蔵の公式ブラウザですぐに作業できる
  • 多様な字幕:内部字幕、ハードサブ、外部字幕の抽出が可能で、多言語もサポート

「MovPilot All-in-One Video Downloader」で埋め込み動画をダウンロードする手順

ステップ1、埋め込み動画配信サービスを選択

ソフトをダウンロードして起動したら、ホーム画面で対応のプラットフォームが表示されます。ここで「YouTube」を例にします。

プラットフォームを選択

ステップ2、埋め込み動画を検索

YouTubeから埋め込み動画のURLを取得して、ソフトに貼り付けましょう。或いは直接YouTube動画のタイトルやキーワードを入力して検索してください。

url検索

ステップ3、埋め込み動画の出力設定を変更

ソフトの右上隅の歯車アイコンをクリックして設定を開き、出力形式や動画品質、保存先などを指定します。

ダウンロードしたい動画設定

ステップ4、YouTubeの埋め込み動画をダウンロード

動画の横にあるダウンロードアイコンをクリックすると、動画のダウンロードが始まります。進捗状況はソフトで確認できます。

ダウンロード中

しばらく待ってから、「履歴」タブに切り替えると、ダウンロード済みの埋め込み動画の情報をチェックしたり再生したりすることができます。

ダウンロード完成

これで、「MovPilot All-in-One Video Downloader」を使って数クリックだけで幅広いプラットフォームからの埋め込み動画をパソコンにダウンロードできます。出力形式は汎用性高いのMP4に対応して、DRM制限も解除できるので、どんなデバイスやプレイヤーでも自由に再生可能です。

埋め込み動画をダウンロードする方法-PC・スマホ共通

以下では、パソコンでもスマホでも利用可能の埋め込み動画をダウンロードする方法の紹介です。

オンラインサービスで埋め込み動画をダウンロード

わざとプログラムをインストールしたくない場合、動画ダウンロードサイトの利用をおすすめします。今回紹介する「savefrom.net」は選択肢の1つです。YouTubeやFacebookなど多様なサイトに対応し、埋め込み動画のURLを取得できればほとんどはダウンロード可能です。さらに、基本的には無料で使えます。

ステップ1、お使いのブラウザでsavefrom.netを検索してサイトを開きます。

ステップ2、ダウンロードしたい埋め込み動画のURLをコピーし、サイト中央にある入力窓に貼り付けて「ダウンロード」を押します。

ステップ3、必要の出力形式と解像度を選択してください。後はブラウザのダウンロード機能で自動的に埋め込み動画の保存が始まります。

savefrom.net 埋め込み動画をダウンロード

ご注意:

このサイトの無料版では広告が多く表示されるため、煩わしく感じるユーザーもいます。また、安全性にも少し心配しています。

標準の録画機能で埋め込み動画をダウンロード

Windows 10/11、macOS Mojave(10.14)、iOS/Android 11を搭載したパソコンやスマホには録画機能が標準搭載されています。これで、外部ツールを使用しなくても簡単に再生している埋め込み動画をキャプチャして保存できます。さらに、動画種類やプラットフォームを問わずに対応するので、ストリーミング動画のダウンロードにもよく活用されます。

Windowsで埋め込み動画を録画してダウンロードする手順

ステップ1、「スタートメニュー」から「Xbox Game Bar」を選択します。

ステップ2、システムサウンドを確認して、「キャプチャ」ウィンドウの「録画を開始」をクリックします。

ステップ3、ブラウザで対応ページにアクセスし、埋め込み動画を再生します。

ステップ4、動画の再生が終わったら、「キャプチャの状態」ウィンドウの「録画を停止」ボタンをクリックすることで録画を停止します。

Windows録画

Macで埋め込み動画を録画してダウンロードする手順

ステップ1、キーボードの「shift」+「command」+「5」を同時に押します。

ステップ2、画面下のツールバーで録画範囲の指定方法を選定して、画面に合わせて録画の範囲を設定します。

ステップ3、ブラウザで目的のページにアクセスし、ダウンロードしたい埋め込み動画を再生します。後はツールバーの「収録」をクリックして録画を開始します。

ステップ4、動画の流れが終わったら、停止ボタンをクリックすることで録画を停止します。

Mac録画

iPhoneで埋め込み動画を録画してダウンロードする手順

ステップ1、ブラウザで目的のページにアクセスし、ダウンロードしたい埋め込み動画を再生します。

ステップ2、 iPhoneのコントロールセンターを開き、丸い録画ボタンをタップすると、3秒間のカウントダウンの後自動的に録画が開始されます。

ステップ3、画面上部に赤いステータスバーをタップすることで録画を停止します。

iPhone録画

Androidで埋め込み動画を録画してダウンロードする手順

ステップ1、埋め込み動画のページにアクセスしたら、スマホ画面の上部から下にスワイプして、クイック設定パネルを表示します。

ステップ2、「スクリーンレコード」をタップして、設定画面で音声などの設定を行ったら「開始」をタップします。

ステップ3、3秒間のカウントダウン後に録画開始します。再度クイック設定パネルを開き、「停止」ボタンで録画を終了します。

Android録画

ご注意:

録画中に他のアプリケーションから通知や音が出ると、それも一緒に記録されます。静かな環境で録画することを推奨します。

埋め込み動画のダウンロードに関するよくある質問

埋め込み動画をダウンロードするのは違法ですか?

他人の著作権を無視してアップロードされた動画(例えば、テレビ番組や映画を無断で録画して投稿したもの)をダウンロードすることは、著作権侵害に該当します。また、ダウンロードした動画を自分のSNSやブログ、動画投稿サイトに再アップロードすることも違法です。でも、サイト規制に特別の説明がない場合、埋め込み動画をダウンロードして私的利用に留まる行為自体は違法だと言えにくいです。

ツイッターの埋め込み動画を保存するには?

保存したい動画が含まれているツイートを開き、右下にある「共有」アイコンをタップし、「ツイートのリンクをコピー」を選択します。後は取得した動画URLを「MovPilot All-in-One Video Downloader」のような専用の動画ダウンローダーに入力したら、対応する埋め込み動画が解析され、保存できます。

まとめ

以上で、埋め込み動画のダウンロードを中心に、利用可能の方法と注意点について詳しく解説しました。動作環境を考えて、適切な方法を選び、自分のニーズに合った動画を効率よく楽しみましょう。また、合法的にダウンロードできるかどうかを確認し、サイトの規制を遵守することも重要です。

ちなみに、全ての方法の中で、使い勝手が良い動画ダウンローダー「MovPilot All-in-One Video Downloader」は特におすすめします。1つのソフトを入手するだけで複数の動画共有サイトによる埋め込み動画をワンクリックでダウンロードでき、動作もサクサクしています。さらに、無料利用機会も提供するので、ぜひここで入手してお試しください。

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